会社概要 アクセスマップ 沿革

会社概要

設立2004年4月1日
代表伊藤 篤信
資本金3,000,000円
所在地本社
〒107-0052 東京都港区赤坂8-11-19 エクレール乃木坂203号
かなまちイノベーションラボ
〒107-0052 東京都葛飾区金町3-15-14
TEL03-6407-0280
FAX03-6407-0281
取引銀行三菱東京UFJ銀行
城南信用金庫

アクセスマップ

沿革

伊藤篤信
このセクションは、キューポイントの代表である私が書いています。

2004 : 創業、GOOD DESIGN AWARD 2サイトで受賞、フラッシュ制作メイン
2007 : 宮益坂に移転、代理店案件開始
2010 : SPIKES ASIA デジタル部門 BRONZE受賞
2011 : 代々木八幡に移転
2016 : ディレクター採用開始、上流工程への参画強化
2019 : 乃木坂オフィスへ
2020 : フルリモート体制へ、 トータルプロデュース開始
2023 : ゆるSEOリリース
2024 : 総合ウェブ制作会社として発展

創業期(2004〜2011):フラッシュと徹夜の日々

2004年、私はウェブクリエイターとして忙しすぎて、軽い気持ちでキューポイントを設立しました。今思えば、その「軽い気持ち」の自分を呪いたいですね(笑)。

創業年の2004年にGOOD DESIGN AWARDを2つのサイトで受賞、2010年にSPIKES ASIAデジタル部門でBRONZEを受賞しました。SPIKES ASIAは世界最大の広告祭である「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」の地域版です。

この頃は、フラッシュ制作をメインとしたモーションデザインが我々の真骨頂。フラッシュとは、動きのあるウェブコンテンツを作成するためのソフトウェアで、当時のウェブデザインの最先端技術でした。Risette{アーティスト}のデザインワークやデザインイベントも手がけ、クオリティの高さが認められていきました。

渋谷神南のおしゃれなSOHOマンションを事務所にしていましたが、すぐに手狭になり移転。この頃の「かっこいい」働き方は、今思えば笑えます。代表である私が徹夜、社員は午後2時過ぎ出社で22時帰社という、圧倒的なカンパニーカーストが存在していたんです。この状況が7年も続いたなんて…。今なら、当時の自分に「それ、違うよ!」と叫びたいですね。

2007年頃、事業拡大に伴い、渋谷駅近くの宮益坂の老朽化したビルに移転しました。理由は…退去の時に費用がかからないから。今考えると、かなり冒険的な選択でしたね

フラッシュ技術の衰退とともに、我々も進化。大手代理店からスペシャルコンテンツやランディングページを請け負うようになりました。当時はUIという言葉もあまり使われず、オフィスソフトやワイヤーフレームなんて無縁。ひたすらに制作に没頭していた時期です

デザイナーばかりの構成で、黙々と制作する日々が続きました。提案なしの会社だったので、仕事は選ばず。その流れで、ランディングページをメインとした代理店案件やバナー制作に力を入れていました。でも、ウェブリニューアルは常に手がけていましたよ。

創業当時から年賀状にこだわってコンペを行い、クリエイティブに特化している会社であることをアピールしていました。

成長期(2011〜2019):試行錯誤と転換の時代

2011年、震災をきっかけに老朽化したビルに恐れをなし、代々木八幡に移転。この時期、社員旅行や変わった福利厚生を導入してみましたが…。経営やマネジメントの根本的な課題に向き合えず、社員の入れ替わりが激しい不安定な時期でした。

しばらくの間、我々は主に制作に特化した会社として歩んできました。しかし、業界の変化とともに、我々も変わる必要性を感じ始めていました

2016年、新たな展開として、ディレクターの採用に踏み切りました。私自身はすでにWEBディレクターとしての役割を担っていましたが、組織としての体制を強化する必要がありました。

このディレクター採用をきっかけに、私自身もより深くプロデューサーとして、上流からプロジェクトに関わるようになります。これが大きな転換点となり、我々の仕事のあり方や提供価値が大きく変わり始めました

しかし、新しい挑戦には常に試行錯誤がつきもの。ディレクターを迎え入れてからも、その役割の最適化や、制作チームとの連携など、さまざまな課題に直面しました。この試行錯誤は、その後も長く続くことになるんです。

転換期(2019〜2020):変革の兆しとコロナショック

2019年、上流工程のノウハウも少しずつ蓄積されてきましたが、その割合はまだ少なかったです。

2020年、コロナショックを受けてフルリモートに体制を一気に変更。首都圏から引っ越した社員も出てきました。でも、それでいいんです。だって、対面でしかできないコミュニケーションをとっていたわけじゃないですからね。

この年、乃木坂の現在のオフィスに移転しました。コロナ禍もあり、引っ越しは私一人で行いました。大きさはかなり縮小しましたが、効率的になりました。

下請けでは上流に関わるチャンスが少ないという課題に直面し、この時期から営業を強化。営業代行、メールマーケティング、パッケージサービスを使ったウェブ広告、決済者同士のマッチングサービス、テレアポ、リード獲得…さまざまな経験を積みました。もちろん、営業のリソースはほぼ私一人でしたが(笑)。

発展期(2020〜現在):総合力の発揮と未来への展望

2020年以降、コロナ禍での経験を活かし、コンサル、ブランディング、企画も含めたトータルプロデュースがメインになってきました。リモートワークを通じて新しい働き方を模索し、いろいろ試行錯誤した結果、やっと営業のコツも掴んできたんです。

この頃は、若い人材が育ったと思ったらFAしていく、昔の広島カープのような状況でした。今でも社員に「ちょっとお時間ありますか?」と言われると心臓がドキドキします。でも、これは時代の流れと業界の特徴ですね…と思いたいです…。

2023年には「ゆるSEO」をリリース。コンテンツマーケティングを中心としたSEOにも力を入れています

パッケージ化した商品も出しつつ、少しずつ蓄積してきた知見を活かして、上流工程からコーポレートサイト、LPや採用サイトを手がけています。

自社の営業活動や採用、経営に関しては、どんな会社よりも様々な失敗を経験してきたと自負しています。それは私の慎重とは真逆の性格から来ているのかもしれません。でも、それは好奇心旺盛な性格と表裏一体だと思っています。

そしてその経験は、メイン事業であるウェブ制作にいろいろと活かせると確信しています。表立って書いてはいませんが、この経験値こそが弊社の強みなんです。

今後も、クライアント様のビジネスと伴走していけるウェブ制作会社でありたいと思っています。20年の歴史で培った総合力で、これからも挑戦し続けます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

最後に、この沿革はかなり率直に書かせていただきました。ここまでしっかりと読んでいただき、ありがとうございます。普段はあまり表に出さない内容ですが、これからもご支援いただけますと幸いです。